ワーキングマザー同士でペアを組まされることへの不満とは。安易なグルーピングについて思うこと

仕事の流儀
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こんにちは、よしこです。

ワーキングマザーは、仕事と家事と育児を両立させなければならないため、大変なことが多いですよね。そんな中、同じ部署にワーキングマザーが二人しかいない場合、安易にワーキングマザー同士でペアを組まされること、ありませんか?弊社はまさにそうです。

例えば、ワーキングマザー同士でペアを組まされると、こんな課題が出てきます。

  • カバーし合うのが、時間制限がある両立者同士
  • ワーキングマザー同士で比較され、プレッシャーに感じる

今の部署にはワーキングマザーの後輩Aさんがいます。Aさんが今の部署に異動してこられた際、男性上司から言われました。

上司
上司

今度来る人ワーキングマザーの方だから、同じワーキングマザーのよしこさんとペアにするね。

上司
上司

仕事はとりあえず全部一緒にやってもらうから教えてあげて。しっかりサポートして。

上司
上司

それと、人生の先輩として色々相談にも乗ってあげてね。

・・・

言っていいですか?

安直ーーーーー

冒頭の課題が当然勃発するわけです。

「ワーキングマザー同士で比較され」は、以前のブログでもお話ししました通り、人間なのでお互い色々思うところは出てきます。超個人的な解決方法も書いているのでこちらもぜひ。

一方で、「カバーし合うのが、両立者同士」。これは根深い。

上司の安直なワーママペアリングについて

Aさん個人がどうとかではなく、

「同じワーキングマザーだから」「色々教えて」「且つ諸々サポートも」という

日常よく使われる言葉に対し、ほんとにそれでいいのかな?と思います。

ワーママならではの不安はワーママが一番わかるだろう、と上司が頼りたい(ぶん投げたい)気持ちもわかります。

子供の体調や保育園の行事も、「お互い様」だからと、ワーママ同士の方が精神的に仕事を引き継ぎやすいというのもわかります。

でもさ

でもさでもさ、

両立者同士でカバーし合うって、果たしてどうなの???

そうすればワーママ以外の人から不満が出にくいから???

あと、「ワーママ同士で解決してほしい」と言う上司の思惑がもろ見えしているところもどうなのか。

有無を言わさずワーママ同士で組むことになったワーママの立場で考えましたが、

  • 上司のアンコンシャスバイアス

これがひとつイシューとしてあるのではないかなと思いました。

上司のアンコンシャスバイアス(無意識の思いこみ・偏見)

ワーママ同士だと、お互いの事情も分かり合えるから、引き継ぎもしやすいでしょうというのは前述した通りです。

ちなみに我が社は、昔ながらの日本の会社ですので、上司はほとんど1馬力家庭のおじさまたち。

だからこそワーママはワーママ同士の方がいいよね、と配慮しているんだと思います。

それはわかります。しかし、仕事の「完全ペア」はどうなのでしょう、、、

どちらにも時間制限があるのに、そこでサポートし合うことに限界はあるのでは?と思ったり。

わかってます!!結局お前もサポートしてもろとるんやろがい?!ですよね落ち着いてください。

©︎三国志

ということで、

もっと職場全体でフォローし合う体制にする

を提言したい。

ワーママをはじめ、職場の両立者は昔に比べて増えてきたと思います。これから高齢化が進むと、介護の両立者も増えてくるでしょう。

その時に、例えば介護両立者の人が2人いて、介護両立者同士を組ませるという選択を、今の職場の上司はするでしょうか?

ワーママじゃなくとも家事・育児に時間を多く割く男性もいます。彼らが職場に2人いたら、2人をペアにしますかね?

現在はたまたまワーママが多いから、でもマジョリティではないから、ペアにするのかもしれません。ここにアンコンシャスバイアスがある。女性は女性で、ワーママはワーママでと言う無意識のグルーピングがあるんだと思います。

きっと両立という点は、誰にでも起こりうることなんだと思うんですよね。

今はまだ、「ワーママ同士でペアになって」と安易なグルーピングが、ワーママにだけ適用されがちなのかもしれません。

じゃあフォローする体制ってどうする?

例えば独身の方がワーママとペアを組まされて、お前全部フォローしろよと言われたら

9割9分不満出ますよね

(もし純粋にフォローできる人がいらしたらほんとすみません。)

それぞれ状況が違うから、「お互い様」とは思えない。(それはワーママ同士でもそうなんですけど)

もっと全体的なフォロー体制にする、つまり負荷を分散させる方法を考えてみてもいいのかなと思いました。

上司はワーママの状況を踏まえ業務量をきちんと見極めながら配分し、複数人でフォローする体制を作るのはどうでしょう。

一人にかかる負荷は減りますし、部署全体が両立者と接点を持つことで、お互いの状況に対する理解が進みます。いろんな状況、背景がある人が集まり、ダイバーシティが進む一助になると思うのです。

もちろん、もしイジワルな人がいたら寄ってたかってワーママをいじめることもあるかもしれないし、ワーママが感謝もなく仕事を渡してくるのもちょっと違うと思いますが、そういう外れ値(と思いたい)は除外するとして、もっと普通のこととして両立者が会社に溶け込めるといいなと思いました。

それがマネジメントの仕事なんですけど、果たしてどれほど目を配れているのか・・・

まとめ

正直、フルタイムワーママで深夜リモートしながらパフォーマンス出そうとしているところで、ワーママでカテゴライズされ、選り分けられたことには不満がありました。

他の同僚は自分の仕事だけに集中すればいい中、なぜ私は両立と育成サポートをこなさなければならないのか。そのくせ育成サポート自体の評価はされにくい(ワーママロールモデル記事ご参照)。これはマミートラックの一環なのか、とも悩みました。

一方で、Aさんと一緒に仕事を進めることで業務上助かることも多く、また、子育ての相談もできるのはとてもありがたいし、学ぶことが多いです。私自身がペアになることで恩恵を受けている部分も数多くあります。それは事実です。

私の話ばかりしましたが、おそらく、Aさんも色々思うところもあったと思いますし、私しか頼る人がいないのも苦しいと思います(ワーママたんこぶ記事ご参照)。息苦しさを感じながら、色々不安・不満を抱えつつ、仕事と育児を両立するのは並大抵のことではありません。

とりあえず、上司に分散型フォロー体制の導入について話すところから始めます。

まずは行動!

本日のBGM

NOA, tofubeats /TAXI

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