女性ロールモデルとしての流儀。アラフォーワーママのキャリア形成に必要?

メンタルの流儀
Photo by UnsplashDylan Gillis

こんにちは、よしこです。

長らく同じ部署で働いており、ベテランもベテラン。

数年前から、後輩育成業務の比重が増えました。

私が後輩たちのロールモデルになった経緯

少し自分のキャリアについて振り返りますと

就職当時、我が社は総合職と事務職に分かれた採用形態でした。

私も事務職で採用され、直属の女性先輩たちに日々熱い指導、定期的なド詰めと不定期シカトを頂戴しながら、辞めずになんとか過ごしていました。

仕事も慣れてきたある日、

人事
人事

事務職のままだと、どんなに頑張ってもこれ以上の昇給はないですよ(鼻笑)

と人事のあかんたれに言わたことをきっかけに、

「上等じゃい!総合職に変わったらぁ!」と一念発起。

©︎スーパーくいしん坊
©︎スーパーくいしん坊

テストや面接を経て、無事、総合職に転換することに!

さよなら先輩たち!もう二度と地下室呼び出しに応じませんからね!

総合職になってからは、エグいほどの残業が課されたり、「あなた総合職として何かできるんですか?(冷笑)」という評価に晒されたりしながらも、給与明細の数字を慰めに、なんとかくらいついてきました。

その頃はまだ、事務職から総合職への転換や、女性総合職はマイノリティでした。

独身の方または専業主婦の奥さんがいる男性の、多少の無茶は厭わない働き方が主流。私も当時独身でしたので、ギリギリくらいつけたという背景もあります。

しかし時代の流れもあり、会社も更なる女性活躍に力を入れはじめました。

その成果か、ここ1−2年で、これまで事務職だった女性たちも次々総合職に変わっていきました。

働き方改革、女性活躍など、社会的な変化もあり、いい変化が起こっていると感じます!

そんな中、事務職から総合職に転換したちょうどいいロールモデルとして、複数の後輩女性の指導を仰せつかったよしこ。

事務職の後輩も含めて、複数人の指導・サポートを行っておりました。

指導の成果と社内評価。よしこ、評価されてないってよ

さて、多くの後輩女性社員を育成してきた私が、後輩指導で一番報われたと思う瞬間は、

後輩に地力がついてきたと感じたとき

つまり、指導してきた物事の考え方を自分のものにして、それを応用して問題解決している姿を見たとき

です。

幸いなことに後輩たちは皆やる気と意欲に満ちていて、何より指導していて気持ちがいいくらい素直!私の方が学ぶことが多いくらいです。

彼女たちの成長を喜ぶとともに、自分のやってきたことの成果を目の当たりにでき、後輩育成の嬉しい部分をこれまで何度も味わってきました。

ただ、、、ただし、、、上司の評価というのは非常に曖昧。

所属部署が企画部門なのですが、後輩指導を中心にサポートに回ることが多かった私に対し、上司が一言

上司
上司

企画を動かしてないと、なかなか評価できないよなぁ

Pardon…?エクスキューズミー?

われ、自分が部下に課したアサイメントなんだったか忘れたんか???

記憶障害か?おん???

理解不能
©︎ジョジョの奇妙な冒険

そう。私が一生懸命やってきたことは、上司の評価対象外だったことが判明。(いや多少評価してくれるんだろうけど)

気持ちが焦ります。。。

周りの総合職は企画を進めている。なんなら後輩も企画を進め、私はそれを手伝い・・・え???

あそっか、普通の企画も進めながら指導しろってことかー。いやー失敬失敬。後輩たちの指導計画を練って、OJT指導しながら彼らの企画案のサポートをしつつ、定例業務もこなしつつ、新規企画も立ち上げるべきだったわ。

いや、時間、足りんが???

綺麗事と気持ちの整理

後輩たちが成長することで、部署としての総合力は間違いなく上がります。先行投資だと考えて取り組んできました。

しかし、これって上司は成果として測りにくいのかもしれません。

だからと言って、「評価なんていいの。私は後輩たちが育ってくれたらそれで」なんて綺麗事では、どうしても納得できない不公平感を感じてしまうのです。。。

焦って6月に入ってから新規企画案を立ち上げましたが、胸中は複雑。

上司が成果を見れていないとすると、私後輩たちが私の指導成果を上司に伝えてくれるのを祈るしかないってこと?

いやいやいやいや、そんな人任せなことある・・・?

口が裂けても後輩に「おう、商売が上手くなったじゃねぇか。ちゃんとおじきに誰に指導してもらったか伝えとけよ!」なんて言いたくない。

興醒めが過ぎます。。。

他人に評価を任せるより、とりあえず自分で言ってみる

気持ちの整理ができないまま、夏ボーナス前の上司面談を迎えました。

評価してもらうのを待つのではなく、こうなったら自分で言うしかない、という結論に達した私。

「あ、あのうーーー、

後輩たちはとってもよくやってくれていて、それぞれの能力が高いだけではなく、みんな努力していて、目覚ましい成長が見られます。

私めも、皆さんの育成面で、結構時間を使っておりまして・・・

いやもちろん企画はYさん、Zさん、Pさんの頑張りです!もちろん!それは疑いようもなく!

や、そう言う意味では私はローリエ的な?ポジションというか。。。」

というめちゃくちゃカッコ悪い自己アピールをかましてしまいました。

人の育成をアピールするの

むっっっっっっっっっっっっっっっっっっっず!

ただ、精神衛生上、言わないより言ってスッキリしました。ほんのちょっと。

ちなみに上司の反応は、

上司
上司

あーそうだよねぇ。うん、しっかり指導してくれているね

伝わった。か?

自分自身のキャリア形成につながる?

私が今回のことで残念なのは、

人を育てるってそんなに評価できないことなの?(ちょっと上司の言葉に妄想が走りすぎているかも)

ということです。

昨今、人的資本経営という言葉が新聞で踊っていますが、実際の現場で育成者が評価されることとは直接結びついていないのかなと思います。

さて、

今回は上司の発言でメンタルが震え上がりましたが、これはあくまで会社の評価上の話。

よくよく考えてみると、後輩指導は貴重な経験であることは間違いありません。キャリア形成する上で、複数の後輩をマネージする能力は、貴重です。

本当は私よりもっと教えることが上手な人もいる。私よりもっと包容力・指導力が高い人もいる。もしかしたら彼女たちのキャリア形成上、あまり有意義なことを教えてあげられていないかもしれない。

でも、今のまだ未熟な私の話を聞いて、頑張ってくれている後輩たちに、逆に私も成長させてもらっているんだと思うことが増えました。

みんないつもありがとな。。。

<まとめ>自分でできること、できたことを褒める

スッキリしない出来事ではありましたが、

やれることはやる

そして、やったこと・できたことは自分で褒める

それによって、ほんの少しばかりですが、何もしないよりは自己肯定感が上がります。

たとえ上司に「うっざ、こいつ自分で言いよるわ」と思われたとしても、言わないよりはマシ。多分。

きっと誰かが見てくれてる…なんてカッコつけてもしょうがない。

というか、ちょっと親切なマクロ組んであげるとか資料まとめてあげる、とかいうお手伝いレベルの仕事が認知されていないということではないんです。

メインの業務をやってないと思われとるんですわ。

そう、すなわち給料泥棒のスキルセットを知らず知らず伸ばしていたってわけ。

これからももっとアピールしていきたいと思います。

人事
人事

よしこさん、大丈夫っすか?

お前、出てくるな

本日のBGM

椎名林檎/自由へ道連れ

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