よしこです。
出産後半年でフルタイム職場復帰したアラフォー腰痛持ちです。
夫1人子1人(4歳男児)、実家は遠方なので共働き両立夫婦でなんとか過ごしております。
ワーママ同僚が一人だけの職場
1x年前の入社当時と比べ、だいぶワーママが職場に増えたと思います。
私自身、数年前に異動されてきた、だいぶ年下のワーママAさんとペアを組んで、日々お仕事しています。
ちなみに、私の所属する部署にワーママは私とAさんのみ。他は専業主婦家庭の男性、DINKS、シングル女性、の構成です。
Aさんは時短勤務ながら、限られた時間の中でテキパキと仕事をこなし、人当たりもよく、とてもできた方なのです。前向き&チャレンジング&新しいもの好きで、いつも刺激を受けています。(かたやベテラン臭漂わせる存在の私)
子供の年齢も近いこともあり、子育ての悩みや、保育園あるある早く言いたい系も共有できます。
いつも話聞いてくれてサンキューな(テレっ)、とワーママの絆的なものも感じています。
そんなAさんが、どうやら悩ましそうにしている様子。
後輩ワーママのフラストレーションを耳にする
そんなある日
上司経由で耳にしたのが、どうやらAさんが私の残業の仕方を不安視しているというもの。
(間接的に聞いたことで上司バイアスがかかっている&間接効果1.5倍のエグ味が出ていますが)
かくいう私、今の働き方がどう言うものかというと
毎日定時で上がって一度子供を保育園に迎えに行ったのち、家事をしてからリモートで残業しています。
裁量労働なので、好きにやっていた部分もありますが、繁忙期のリモート勤務は時に深夜に及びます。
そんな私を見ていて
よしこさんの働き方は公私が分かれていなくて心配になる
だそうです。
いやーーー、、、うーんそうか。。。
このセリフ、色んな受け取り方ができます。だいぶ言葉を選んでくれたのかな・・・なんて思ったり。
読み方1:私の働き方をピュアに心配してくれている
正直なところ、育休半年でフルタイム職場復帰した私ですが、当時は同じ部署に共働き子育て中の同僚が一人もいなかったため、
「あかん・・・。頭にモヤかかってる上、あいつフルタイム給料もらってるのに全然仕事でパフォーマンス出してないって思われたらやばい!」という、自ら作り出した妄想に耐えるため、時間をやりくりしながら、結局残業も含めてパフォーマンス上げる方法に辿り着きました。
もちろんきつい日もあるけど、時短家電を使ったり、夫さん小僧さんの協力も得ながら、自分自身納得がいくような仕事をしたい気持ちを優先していました。
なので、もしAさんがピュアに心配してくれていたのだとすると
心配しないで!私平気だよ!これからも頑張ろ!HAPPY!と言えるのですが、
30代のOLがそんなピュアな話で上司に相談するわきゃあない。
おそらく次が本命の気持ちではないか…
読み方2:職場のワーママの働き方改革が進まないことが心配/よしこのような働き方で評価されると心配
ここでふととあるSNS投稿を思い出しました。
深夜まで働いてるワーママ先輩って…
以前Twitter でも話題になっていた、深夜残業ワーママ議論。
「女性ワーママ管理職が深夜まで働いている。正直憧れない」
「後輩の自分もそうしなきゃいけないのかとプレッシャーを感じる」
と、社会や会社じゃなくて深夜残業を受け入れてしまっているワーママに原因を寄せちゃったワーママvsワーママ論争です。
個人的には、家事育児の負担が妻側に依っている日本という国で、深夜残業するような状況にあるワーママに(好きでやっているかどうかはさておき)、さらに社会/会社変革への期待まで課すのはトリプル役満すぎませんかという想いも。
ワーママの中で敵味方を分けないで、政府/社会/会社とみんなでクリアする課題ではないかなと思います。
それはさておき
実際、同じ部署に2人しかワーママがいない中、
かたやリモート残業でなんとかパフォーマンス上げようとしているワーママ
かたや時短の制限の中、パフォーマンスを出したくても出しきれないワーママ(私から見ると十分出している)
同じ【ワーママ】カテゴリで並べられると、不安になる部分はあるのだろうと思います。
実際、本人が時間制限と周囲からの評価について不安を漏らしていたのを耳にしていましたので、この読みは正しいのではと考えます。
勤務形態が違うから比べても仕方ないけど、ワーママでペア組まされるとどうしても比較してしまう。そんな環境の中、「よしこの働き方」という切り口で不安を吐露したのかなぁ、と思ったり。
気持ちはわかる。難しい問題です、、、
比べてしまうのはなぜ?たんこぶにならないための2ステップ
同じ職場で働く以上、やはり人と比べてしまいます。私もそうです。
例えば、同期入社の2人、女性管理職の2人、ワーママの2人など
同じカテゴリーの人がもう一人いたら、意識しちゃいますよね。
私の方がキャリアも長く年上なので、先輩ワーママと後輩ワーママの関係になります。その点、完全に同じステータスではないのですが、周囲は”ワーママ”でグルーピングしがち(あるある言いたい)。それを本人たちも分かっているから、「比較対象」としてより意識しちゃうのだと思います。
- 「同じ”ワーママ”なのに、私は残業していない。どう見られているのかな」(他人評価への依拠)
- 「そもそも、こういう働き方自体、あまり良くないんじゃないかな」(課題認識のすり替わり)
など、自分を守るための考えが浮かんできたり。
幸いなことにAさんには露骨にライバル視されることはなく、比較的穏やかに過ごせています。Aさんの人柄のおかげです。
私がたんこぶにならないように、気をつけている2つのステップについてご紹介します。
たんこぶにならないための第1ステップ
相手の気持ちに立つこと。すなわち、相手が不安を抱いているポイントをまず知ることが重要。
これ。
人間関係の基本です。特に言葉選び!これは非常に大事なポイントです。
ともすれば、不用意な一言がマウンティングになったり、比較意識を煽ってしまったりします。少し過剰なくらい言葉選びには気をつけた方がいいでしょう。
こちらは一例です。全てのシチュエーションに当てはまらないので参考まで。
(避けたほうがいい)Aさん、今日もう帰る時間だよね。これ、私が進めとくから大丈夫だよ→(ちょっとマシ)Aさん、ごめんこの件今日中に決めときたいから、ちょっと進めておいていい?明日共有するね!
解説:避けたほうがいい案は、時短であることを理由にして仕事を取り上げてしまっている(よかれと思って言ったとしても悲しまれる可能性あり)。ちょっとマシ案は、案件の時限を理由にすることで仕方なさ、情報共有をしっかり行うことで外され感を緩和
(避けたほうがいい)この件今どうなってる?もし手一杯なら後輩のBさんに渡してもらえるかな→(ちょっとマシ)今持っている仕事は何がある?なるほど、結構重いね。そしたらこの件は、一旦Bさんと連携してもらって、進捗を報告してくれる?
解説:避けたほうがいい案は、結局仕事を取り上げている。権限委譲を強制している。ちょっとマシ案は、Bさんに仕事をシフトすることの正当性を互いに共有、Bさんに渡させるけどコントロール権はAさんのまま。
たんこぶ回避は言葉選びが最重要です。
たんこぶにならないための第2ステップ
そして、少しずつの自己開示。
人の苦労話ほどつまらない話はないですが、同じグルーピングに属するからこその苦労話は、共感を持って聞いてもらえることが多いです。
「復帰後はまだ会社にリモートワークが浸透してなかったから、仕事が終わらなかったらそれまでだったんだよね。当時は上司にリモートワーク導入を持ち掛けたら嫌な顔されたりしたよ。今みたいにリモートできるようになって助かってる!」とか、
「フルタイム復帰だったけど、復帰後しばらくあまり仕事を任されなかったよ。うちの部署にはワーママが今までいたことがないから、みんなどう扱えばいいかわからなくて、良かれと思って仕事を振らないでいてくれたみたい。私はもっと仕事をしたかったから、任せてもらえるまで何度も周囲に訴えたりしちゃったよー」とか
あ、こいつなんか自由にやってる風だけど、色々ワーママになって苦労したんだな。最初から思い通りってことはないんだな。という点に共感を抱いてもらえたような気がします。
声を大にして言いたいのは
たんこぶではなく、仲間なんだよ。ということ。
一緒に環境をよくしていこう、ワーママのことを(押し付けではなく)もっと周囲に分かってもらおう。と、味方を増やす感覚を持ってもらおうと思いました。
私自身完璧にできているわけではないので、自分自身へ言い聞かせていることでもあります。
今回、上司からAさんの不安を聞いて色々と気づきがありました。
私たちワーママ自身のマインドも変えていく(「みんなこう思っているんじゃないか…?」という妄想からの解放)ことも同時に必要なんですよね。
ただなー、こいつ(妄想)が一番の強敵。どうしてそんなに私を苦しませるのか。。。私が作り出せし妄想よ・・・
<まとめ>まずはいいところも見てもらうのはどう?
さて、Aさんとは引き続き何事もなかったかのように、協力して働いています。
Aさんも、時々夜遅くまで残業しながら、ご自身のプロジェクトを完遂することもでてきました。
日々時間の制約もあった中で、達成感もひと塩の様子。
もし、もしもそこで、私が同じ部署にいることで
今は踏ん張り時。よしこもやってるんだから私もリモート残業やってもいいよね
子育て両立中だからって、重いプロジェクトは「できない」と思わなくてもいいのかも
というマインドブロック解除の一助になっていたなら、僥倖です。(つよつよ妄想)
何かちょっとでも参考になる部分があったら、そこを見てとって、真似していく。私も同様にAさんの働き方を真似る。お互いの働き方をやってみて初めて、お互いの思いを分かり合えるのかもしれません。
そんなところから、もしかしたらまた新しい発見があるのかなと思います!
そういえば
弊社ではおじさんビジネス用語がフルラインナップで使われています。慣れると使いやすいんだこれ。
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本日のBGM
フジファブリック/夜明けのBEAT
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